
猫がよろける原因とは?健康チェックのポイント!
目 次
猫がよろける原因

病気によるもの
猫がよろける原因の一つに、病気が考えられます。例えば、変形性骨関節炎や尿毒症などは、歩行に異常をきたす要因となります。
これらの病気は早期発見が重要で、猫がよろけたり倒れるような症状が見られた場合は、すぐに獣医師に相談することをお勧めします。
ケガによるもの
猫が高所からの落下事故や交通事故を経験すると、骨折や脱臼などの怪我を負うことがあります。
これにより、片足を引くように歩いたり、よろけるような歩き方になることがあります。
怪我が原因である場合、早急に適切な医療処置が必要です。
加齢によるもの
高齢の猫は、筋力や体の機能が衰えることで、歩行に問題が生じることがあります。
このため、猫がよろける場合、加齢によるものかどうかを確認することが重要です。
高齢になった猫は定期的な健康診断を受けることで、早期に対策を講じることができる場合があります。
その他の原因
熱中症や栄養不足など、病気や怪我以外の要因でも猫がよろけることがあります。
例えば、熱中症の場合は、猫が吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
このような場合は、猫が快適に過ごせる環境を整え、日常的な観察を怠らないようにすることが大切です。
具体的な症状とその見分け方

ふらつき
ふらつきの原因として
・関節などの痛みによる関節疾患
・けいれんなどを引き起こすてんかん
・脊椎などの異常による神経疾患
・心臓病などによる低血圧
・全身の状態が悪い場合
など多岐にわたります
後ろ足に力が入らない
猫が倒れるほどに後ろ足に力が入らない症状は、重篤な問題を示唆することが多いです。
原因としては、骨折や脱臼などのケガ、変形性骨関節炎や神経系の病気が考えられます。
また、高齢の猫の場合、筋力や体の機能の衰えが原因となることもあります。猫が倒れるように見える場合は、一刻も早く獣医師に相談しましょう。
吐き気や嘔吐
よろけたり、ふらつく原因として吐き気や嘔吐が見られることもあります。
これらの症状は熱中症や尿毒症などの内科的な要因によるものです。
嘔吐の回数や内容物、また猫の体温などを注意深く観察し、不調が長引く場合や症状が重篤である場合は、速やかに獣医師の診断を受けることが重要です。
健康チェックのポイント

日常的な観察の重要性
猫がよろける原因を特定するためには、日常的な観察が非常に重要です。例えば、いつもと歩き方が異なる、片足を引くように歩く、足をつかないようにしているなどの兆候に注意を払いましょう。
また、猫がふらつくことがある場合や倒れることが頻繁に見られる場合、その要因として怪我や病気が考えられます。
これらの行動変化を見逃さず、早期に対応することで、猫の健康を保つことができます。
獣医師による定期的な健康診断
日常的な観察に加えて、獣医師による定期的な健康診断も欠かせません。特に、猫の歩き方に異常が見られる場合は、速やかに専門家の診察を受けることが重要です。獣医師は、骨折や脱臼、病気による歩行の異常など、さまざまな要因を診断し、適切な治療を行います。
定期的な診断は、早期発見・早期治療につながり、猫の健康と長寿をサポートします。
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